完全マイウェイ!

おもろが過ぎるよジャニーズ集団。

出戻るまで

私がジャニーズで一番夢中になったのは、嵐だ。
一番最初に好きになり、夢中になり、親に頼んでファンクラブにも入った。
きっかけは、好きで追いかけてた先輩が熱心なジャニーズファンだったからだ。当時流行った手紙のやりとり(ポスカとか使うあの時期特有の手紙)で心を掴もうとジャニーズの勉強をしたのだった。先輩はとても良くしてくれて、嵐の「ARASHI No.1 ~嵐は嵐を呼ぶ~」をわざわざカセットにしてプレゼントしてくれた。というのも、私の勉強が不十分だったからだけど、先輩は何かと気にかけてくれて私はその後スムーズに嵐ファンへとなっていった。(妹も道連れにした)

私の育った四国のど田舎は、基本的にテレビのチャンネル数が少ない。よくMyojoなんかで見たミュージックステーションも何週か遅れに深夜やっていたりしていたし、そもそもテレビ東京テレビ朝日は入ってこなかったので、ほぼほぼツ○ヤでレンタルが出るのを待っていた。(日テレ系の嵐の番組は見てた!)もしくは友達の友達がダビングしたVHSを貸りまくって見たとかそんなこともあった。田舎のジャニーズファンはなかなかに辛かった。そんな中でも妹とお金を出しあって初めて買った嵐のDVD「How's it going? SUMMER CONCERT2003」は、毎日盤が擦り切れる程見たし、何度もお気に入りの仕草や振りを巻き戻して見た。この頃から、相葉雅紀という稀有な存在を信仰するようになりましたね、はい。


中学二年の夏、千葉に引っ越すことになった。
正直ウハウハだったし、千葉といえば相葉さんのご実家がある県じゃないか!と思った。が、その後私はジャニーズから遠ざかることになった。厳密に言えば、嵐のほかにも色々なグループが好きだった、というよりジャニーズという再生産を繰り返すエンターテイメント集団が面白くて仕方なかったので、嵐のほかにも平行して、自分の範囲内で色んなグループの情報や曲を楽しんでいた。学校へ行こうを見て三宅くんが好きだと思ったし(もちろん剛くんもセットです)、duetで見た内博貴くんに撃ち抜かれ、濱田崇裕くんの好きな言葉は努力ですに素直に尊敬したりしていた。


千葉に引っ越す中でまずあったのは内くんのニュースだった、最初こそショックだったが、それが本当なのかどうかも分からず、ただただどうであれ内くんが心配でならなかった。その時信じることしかできないのを知った。その1週間後位に嵐のコンサート。
お年玉でコンサートを申し込みしていたのだが、失念していた頃に当選の知らせがきた。人生初のジャニーズのコンサートである。正直緊張の方が勝っていたし、行く気分でもなかった。その上秋から千葉の新しい学校へ通うこともあって、学校の範囲についていけるように勉強もしなければならなかったし、友達が出来るか都会の暮らしに慣れていけるのか、内くんはこれからどうなるのか、非常に不安な夏休みを過ごしていたこともある。


代々木体育館、席は2階スタンド。嵐 LIVE 2005 One SUMMER TOURだ。妹とうちわを買って挑んだ。事前にジャニーズのコンサートのお作法を調べていた私は、うちわを胸より高い位置に上げないよう、細心の注意を払っていたのも覚えている。周りは綺麗なお姉さんや同世代のお洒落な子たちばかりで、初めて「東京に来たんだ、来ちゃったんだ、こんなとこに」と面食らったが、ライブが始まってしまえばそんなものは全部吹き飛んでしまった。覚えているのは、「秘密」を歌い踊る二宮さんのスーパーかわいいアイドル姿と大ちゃんがすぐ近くー!!ということだけ。後はもうひたすら感動しかなかった、ど田舎で必死になって見ていたあの人たちが目の前にいて存在していることが現実とは到底思えなかったのだ。キラキラしている、私はこんなすごいところに来てしまった。そういう思いが非常にあった。


帰路、私はすごかった・楽しかった・本当にいたということしか言えなくなっていた。それと同時にど田舎で見ていたあの小さく狭かった世界が恋しくなった。何だか今まで見ていたものが嘘みたいに小さくて、初めてああいうもののすごさと恐ろしさを見て震え上がってしまったんだと思う。内くんの件もあり、嵐もその後花男など多方面でどんどんグループの魅力を磨き上げていくのを私はぼんやり見ていた。私はもう応援するというよりも、ただただその存在を認識してひっそりと見ていることしかできなくなっていた。全てにおいて、ジャニーズを見ると喪失感を感じるようになっていたこともある。私はただ自分の所在がどこにあるのかわからなくなって、ジャニーズから距離を置いてしまった。


そんな私が今、またジャニーズという世界を欲している。それは郷愁なのか、強情な独占なのか。
分からないけど、最近妹がよく自分の好きな担の話をしていると思うのである、好きという気持ちは本当にポジティブな感情だなと。そして思い出すのである、辛い時いつもそっと支えてくれていた世界のことを。